2024年以降、恒久化を図った新しいNISAが導入される。NTTドコモとZUU(東京都目黒区)が共同運営する金融メディア「MONEY TIMES」が実施した調査では、50%以上が新しいNISAについて「知らない」と回答した。
現在、NISAには「一般NISA」「つみたてNISA」の2種類があり、利用するにはどちらかを選択する必要がある。一般NISAでは年間120万円まで投資できるが、非課税保有期間は5年間となる。一方、つみたてNISAの年間投資額は40万円だが、非課税保有期間は20年間となっている。
新たなNISAでは、これらの制度が大きく変わる。投資枠名を「成長投資枠」「つみたて投資枠」に変更し、併用できるようにした。年間投資枠もアップデートした。成長投資枠は240万円、つみたて投資枠は120万円と大幅に増額し、合計で年間360万円まで投資できるようにした。
また、これまでのNISAでは口座開設期間が設定されていたが、新たなNISAでは恒久化とし、非課税保有期間も無期限化した。
24年からNISAの制度改正が行われることについて、男女ともに50%以上が「知らない」(男性:50.6%、女性:62.4%)と回答した。「知っている」と答えた人の中で「改正内容も含めて知っている」人は男性15.8%、女性7.8%という結果だった。
「NISAの制度改正で魅力的な内容」については「非課税保有期間の無期限化」(男性:30.6%、女性:25.0%)が最も支持された。次いで「年間投資上限額が最大360万円に拡充」(男性:24.2%、女性:15.8%)、「制度の恒久化」(男性:23.2%、女性:12.6%)と続いた。
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