ココス「803円」の朝食バイキング 30種類以上から選べてなぜこの値段?ビジネスハックラボ

» 2023年03月18日 08時00分 公開
[菊地央里子ITmedia]

ビジネスハックラボ:

仕事とプライベートの境目があいまいになり始めている昨今、業務を楽しみ、生産性を高めるアイデアは世の中にあふれている。その中から、読者のQOLとQOB(Quality Of Business)向上につながるネタを提供していく。

 忙しい朝だからこそ栄養バランスの取れた食事をしたい、しかし自分でたくさんの品目を用意するのは大変だ。そんな時こそ利用したいのが、ファミリーレストラン「ココス」が提供する珍しい朝食だ。

cocos ファミリーレストラン「ココス」(同社提供)

 ココスは全国513店舗(2023年1月時点)のうち153店舗で、ビュッフェスタイルの「朝食バイキング」を提供している。焼き魚や煮物、スクランブルエッグやウインナーといった和・洋の朝食の定番メニュー、揚げ物やカレー、スープやサラダ、ごはんやパンなど常時30種類以上の料理が並ぶ。

 運営元のゼンショーホールディングスは、「夏には冷たいうどん、冬には温かい鍋といったように季節感のあるメニューや日替りメニューも用意し、毎日飽きずにご利用いただけるよう意識している」(広報担当者)という。

cocos 常時30種類以上の料理が並ぶ(公式Webサイトより引用)

 30種類以上あるメニューの中でも、特に目を引くのがパンとワッフルだ。パンは焼き立てを提供するため、専用の機器を導入し、発酵から焼き上げまで店舗で一貫して実施。自分で焼き上げるワッフルは、ホイップクリームやチョコレートソース、あずきなどのトッピングを加えカスタマイズすることができる。

 朝食バイキングは最大90分まで利用可能で、価格は803〜968円(店舗や曜日によって異なる)とリーズナブルな印象だ。また、朝食バイキングにはプレミアムドリンクバー(429円)とスープバー(165円)も含まれる。

cocos プレミアムドリンクバー(公式Webサイトより引用)

 利用客から「ホテルのモーニングみたいでかなりお得」「値段に対してあのラインアップはかなり頑張っていると思う」と、そのコスパの良さも評価されている。これは、ゼンショーグループのスケールメリットと調達力を活用し、国内外から高品質な食材を手頃な価格で仕入れているためだ。

cocos 店内の様子(同社提供)

 朝食バイキングは、店舗によって毎日実施もしくは土日祝のみの実施に分かれている。提供時間は午前6時または7時から午前10時30分まで。店内では無料Wi-Fiが利用可能(一部店舗を除く)であるため、仕事前の腹ごしらえや、休日ののんびりしたい朝など使い分けることもできそうだ。

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