WBCのフォトブック、発売前に重版 侍ジャパン旋風に乗るアマゾンでは“完売”

» 2023年03月22日 22時04分 公開
[ITmedia]

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で優勝した“侍ジャパン”こと日本代表の軌跡を網羅した『WBC2023 メモリアルフォトブック』の売れ行きが好調だ。3月27日の発売を前に、発行元の世界文化社が1万部の重版を決定した。3大会ぶりの世界王者奪還を受け、アマゾンでは初回予約分がすでに完売している。

『WBC2023 メモリアルフォトブック』(以下プレスリリースより)

 侍ジャパンは14年ぶり、3度目の頂点に輝き世界一を奪還した。大谷翔平選手やラーズ・ヌートバー選手、村上宗隆選手などの活躍によって優勝した歴史に残る大会となった。

 本書では、そんな侍ジャパンの闘いを「胸熱な写真」と「詳細な記録」でまとめた。大谷選手やラーズ・ヌートバー選手に加え、佐々木朗希選手などの読み物も充実させ、選手たちのストーリーが伝わるよう編集している。

 1次ラウンドから決勝まで、全47試合の記録も掲載。全打席記録を記したスコアブックを付け、防御率や打率などの個人記録も掲載している。

1次ラウンドから決勝まで、全47試合の記録も掲載

 WBCを盛り上げた主要8カ国(日本、米国、プエルトリコ、ドミニカ共和国、オランダ、ベネズエラ、韓国、キューバ)の選手名鑑も付けた。

日本、米国、プエルトリコ、ドミニカ共和国、オランダ、ベネズエラ、韓国、キューバの選手名鑑も付けた。

 出版業界の調査研究機関である全国出版協会・出版科学研究所の統計によれば、紙と電子を合算した出版市場(推定販売金額)は、前年比2.6%減の1兆6305億円と4年ぶりのマイナス成長となった。

 日本出版販売が発表した2022年の年間ベストセラー上位20位を見ても、スポーツ分野の書籍はランクインしていない状況だ。

 世界文化社は侍ジャパン旋風(せんぷう)に乗って、売り上げをどこまで伸ばせるか。

大谷翔平

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