「自己評価」した年収と、実際の額とのギャップはどのくらいなのか。Job総研を運営するライボ(東京都渋谷区)は、148人の社会人を対象に「2023年 賃金格差の実態調査」を実施した。自己評価する年収の平均は732.6万円、実際の平均年収は615万円であった。
現在の年収を聞くと、500万〜600万円が17.6%で最多となり、500万円未満は全体の39.2%であった。平均額は615万円、中央値は580万円、最頻値(最も多く出現した値)は550万円であった。
一方、自己評価する年収を聞くと、800万〜900万円が18.9%で最多となり、次いで400万〜500万円が15.5%、700万〜800万円が12.8%となった。平均額は732.6万円、中央値は650万円、最頻値は800万円となった。
現在の年収に対する満足度を聞くと、「どちらかといえば満足している」が42.6%で最多となり、68.3%が満足している結果となった。また、自己評価に対して現在の年収とのギャップを聞くと、「どちらかといえば自己評価より低い」が38.5%で最多となり、62.9%が自己評価より低いと回答した。
従業員が自己評価に対して年収が低いと感じる状況が続けば、企業にとっては転職や独立による人材流出が懸念される。「さまざまな業界で人材不足が叫ばれる中、人材確保のためには賃上げが求められる」と同社はコメントした。
調査は3月20〜29日、インターネットで実施した。
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