KADOKAWAグループのメディア総合研究所である角川アスキー総合研究所(東京都文京区)の「ファミ通モバイルゲーム白書2023」よると、2022年の国内アプリ売上ランキング1位は『モンスターストライク』だった。2年ぶりの首位獲得となる。
前年首位の『ウマ娘 プリティーダービー』は、App Store部門の売上減少が影響し2位ランクダウン。3位は『Fate/Grand Order』となった。パブリッシャー別の年間課金売上では、『ウマ娘 プリティーダービー』の他、『シャドウバース』『グランブルーファンタジー』などのヒットコンテンツを擁するCygamesが2年連続の首位を獲得した。
同研究所のTwitter解析システムでアプリやIPについてのツイート数を調査したところ、2年連続で『原神』が1位となった。総ツイート数は前年の3519万回から4508万回へと増加し、人気がさらに拡大していることがうかがえる。一方、アカウント数は『モンスターストライク』が202万アカウントで1位。課金売上の高さと比例した結果となった。
2022年の世界のモバイルゲームのコンテンツ市場は、8兆9146億円(前年比97.2%)と推計される。コロナ禍での世界的な巣ごもり需要の収束が影響し、ここ数年のような右肩上がりの成長は一旦落ち着く形となった。同研究所は「15年の調査開始以来、市場規模は7年で倍増した。今後は増減を繰り返しながら緩やかに成長していくというフェーズに入った」と分析している。
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