消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
ヤーマンは、2023年新卒の女性を対象に「初任給の使い道と美容モチベーション」の調査を実施した。その結果、初任給の使い道1位は「美容」(68.3%)であることが分かった。
続く2位が「食事」(62.3%)、3位以降は「服」「推し活」と続いた。
「美容」を選んだ理由として「今までよりも高い価格帯の商品やサービスを視野に入れられると思ったから」「会社勤めをしていく上で、清潔感や見た目というのはより重要視され、それらが信頼関係につながっていく部分もあると考えているから」などの意見が寄せられた。
初任給で「美容」にかけられる予算を尋ねると、平均は1万5844円だった。学生時代に毎月美容にかけていた平均金額は1万815円で、約5000円のアップがみられた。
初任給で自分へのご褒美に欲しい美容アイテムを聞くと、1位が「化粧品」(47.3%)、2位は「ヘアアイロン・コテ」(13.7%)、3位は「美顔器」(12.0%)だった。
化粧品を選んだ人からは、「社会人用のメイク用品が欲しい」「メイクをすることで、仕事のやる気を上げたいから」などの声が寄せられた。22年の調査ではスキンケア寄りの回答が多く見られたが、今回の調査ではメイクアップマインドが目立った。
ヘアアイロン・コテを選んだ理由には、「欲しいアイロンの値段が高く、学生では手が届かなかったため」「髪の痛みが気になるため、機能性の高い高額なヘアアイロンを欲しいと思っていたが学生時代は買うことができなかった」などがあった。
調査は23年4月に就職した00年生まれの新社会人300人を対象に、23年3月にインターネットで実施した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング