消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
バイオベンチャーのユーグレナ(東京都港区)は、「経済や政治に関して公平性を好む遺伝子タイプが多い都道府県(出生地)ランキング」を公開した。都道府県別に、公平性を好む遺伝子タイプを持つ人の割合を見ると、最も高かったのは「宮城県」(51.33%)だった。次いで「滋賀県」(50.68%)、「大分県」(48.30%)という結果に。
4位は「香川県」(47.28%)、以下「石川県」(47.00%)、「山形県」(46.24%)、「富山県」(45.60%)、「京都府」(45.39%)、「熊本県」(45.36%)、「福井県」(45.04%)だった。
人種別にみると、最も割合が高かったのは「南アジア集団」(62.9%)、「ヨーロッパ集団」(56.8%)、「ラテンアメリカ集団」(55.0%)、「アフリカ集団」(45.5%)、「アジア集団」(38.5%)という結果になった。ちなみに、日本人の数値は38.1%。海外の人と比べて「不公平だ」と感じる人が少ないようだ。
ユーグレナによると「経済・政治の関心」の遺伝子解析項目には3つの遺伝子型があり、経済や政治に関して「より公平性を好むタイプ」「公平性を好むタイプ」「公平性を好む程度が一般的なタイプ」があるそうだ。
「経済や政治に関して公平性を好む」の一例として、「雨が降っている日だけ傘の値段を普段の価格の2倍にするお店についてどう思うか」という質問に対し、公平性を好む度合いが高い人ほど傘の値段が上がることを「不公平だ」と感じる傾向があるという。
今回の調査は、同社の遺伝子解析サービスを利用した人のデータを解析したもの。「より公平性を好むタイプ」と「公平性を好むタイプ」に該当する人の割合を足し、都道府県別に算出した。調査時期は3月で、有効回答数は2万1371人。
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