MIMARU東京 STATION EASTの従業員によると、2階のロビーと直結していることもあり、宿泊者はサイゼを気軽に利用しているという。また、メニューをテークアウトして自室で食べるというシーンもよく見かけるそうだ。
MIMARUシリーズは宿泊特化型のホテルであり、食事は街中にある飲食店を利用してもらうことを想定している。同ホテルにはオーストラリアや米国からの旅行者も多いため、サイゼのテークアウト可能なピザなどが支持されている可能性もある。MIMARUシリーズの狙い通り、日本にある魅力的な飲食店が利用されている。
また、広報担当者によると、一般の人が利用できる店舗などを入居させることで容積率が緩和されるメリットもあるという。
「MIMARU SUITES 京都四条」(京都市)は、日本の手仕事のセレクトショップ「川端滝三郎商店」や、食器や民芸などの生活道具を取り扱う「倉日用商店」とコラボしており、「京都の目利きが集めた暮らしの道具を自由に使える『泊まれる道具店』」としてアピールしている。宿泊者に器や調理道具などを試してもらう狙いがある。
このように、MIMARUシリーズは日本ならではの飲食店や、地域のお店を宿泊者に利用してもらうスタンスだ。この姿勢が、サイゼと直結したホテル誕生の背景にある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング