ローソン、同性パートナーでも社宅入居可能に 新たなLGBTQ施策を導入相談体制も強化

» 2023年05月01日 16時52分 公開
[ITmedia]

 ローソンは5月1日、多様な人材が活躍できる職場環境を整備するため、新たなLGBTQ施策を導入すると発表した。

多様な人材が活躍できるようにする

 まず、同性パートナーでも社宅入居できるようにする。これまでは原則として、配偶者、子ども、父母について社宅への入居を認めていたという。今後、同性パートナーとして会社に申請して認められた場合には、家族として入居できる。

 また、当事者などを対象として匿名でメール相談可能な外部窓口を設置する。ローソン社員だけでなく、加盟店のオーナー、従業員も利用できるという。

 LGBTQに関する理解を促進するためのセミナーも開催する。これまではeラーニング形式で実施していたが、今後は外部の講師や当事者を招いた形式のセミナーも行うとしている。

 同社は「今後も継続的なダイバーシティ&インクルージョンの推進により、多様な人財の活躍をサポートしてまいります」とコメントした。

ローソンのこれまでの取り組み(出所:プレスリリース)

 コンビニ業界ではLGBTQの理解促進のための取り組みが広がってきている。例えば、4月にはファミリーマート、コカ・コーラ ボトラーズジャパン、日本コカ・コーラが3社合同で社内啓発イベントを実施した。

 セブン‐イレブン・ジャパンも希望する従業員などを対象に「LGBTセミナー」を実施している。

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