現在、通っている中学校の偏差値と幼少期にしていた習いごとの数に、関連はあるのだろうのか。偏差値60以上の中学校に通う生徒の保護者に「幼少期にしていた習いごとの数」を尋ねたところ、一番多かった回答は「3つ」(29%)であることが、イノベーションシステム(大阪市)の調査で分かった。
2位は「2つ」(25%)、以下「1つ」(21%)、「させていない」(12%)、「4つ」(11%)が続いた。
習いごとの具体的な内容を聞くと、トップは「スイミング」(53.4%)。次いで「ピアノ、ヴァイリオンなどの楽器」(47.7%)、「英語」(39.7%)、「体操」「公文」(いずれも20.4%)が続いた。
一方、偏差値60以上ではない中学校に通う生徒が「幼少期にしていた習いごとの数」で、一番多かったのは「1つ」で42%。以下「させていない」(31%)、「2つ」(22%)が続いた。全体的に偏差値60以上の中学校に通う生徒に比べ、少なかった。
習いごとの具体的な内容では、こちらも「スイミング」(50.7%)がトップ。次いで「英語」(21.7%)、「体操」(20.2%)、「ピアノ、ヴァイリオンなどの楽器」(14.4%)、「サッカー」(10.1%)が続いた。
この結果について、イノベーションシステムは「中学受験するかどうかは、経済的状況もかかわる。今回の調査対象も、世帯収入は偏差値60以上の中学校に通う保護者のほうが全体的に少し多く、関東地域に居住している人も多くなっている。今後は、別の指標、調査対象での比較調査ができればと思う」とコメントしている。
インターネットによる調査で、対象は偏差値60以上の中学校に通う子どもを持つ保護者100人とそれ以外の中学校に通う子どもを持つ保護者100人。調査期間は4月14〜20日。
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