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味の素CEO、藤江太郎氏と語る「人的資本」 同社飛躍のエンジンとは?【CxO Insights for Seminar開催】社会課題解決が儲けを生み出す

» 2023年05月12日 10時00分 公開
[ITmedia]

 「自社だけが利益を得られればいい」という考え方が、すっかり過去のものになった。機運を生み出したきっかけとしては、2015年の国連SDGs採択、並びに同時期から国内機関で加速した国連責任投資原則(PRI)への署名が考えられる。SDGsの概要は説明するまでもないが、PRIは国連主導で策定された機関投資家向けの「責任投資原則」であり、ESG課題(環境、社会、企業統治)への考慮と取り組みを求めるものを指す。

 こうした背景から、企業にはさまざまな役割が求められるようになった。それは地球環境を守ることであり、社会的責任を果たすことであり、自社を公平公正に統治することである。企業統治の中でも特に経営層の関心を集めているのが、23年3月期決算から上場大手を中心に開示が義務化されている「人的資本」だ。

 従業員をコストではなく資本と捉えて生かす人的資本は、特別新鮮な考え方ではないともいえる。しかしそれだけに「何をどうすればよいのか」判断に迷う企業も少なくない。その解決のヒントになるのが、23年5月22日(月)に開催するITmedia ビジネスオンライン主催オンラインセミナー「CxO Insights for Seminar 企業価値につながる『人的資本経営』の先進事例」だ。

 基調講演には、味の素CEOである藤江太郎氏の公開インタビューを配信する。同社は、基本方針に「社会価値と経済価値を共創する」ASV経営を掲げ、成長を続ける企業として知られる。アミノ酸の“はたらき”を活用し、調味料や冷凍食品などで「おいしさと栄養」を届けるだけではなく、そのアミノ酸の技術を生かし、電子材料「Ajinomoto Build-up Film(ABF:CPUの絶縁材)」の開発にも取り組むなど、幅広い“価値”をグローバルに提供し続けている唯一無二の存在だ。

photo 公開インタビューに応じる藤江太郎氏(味の素 取締役 代表執行役社長 最高経営責任者)

 ASV経営の特筆すべき点は、一般的に非財務価値と呼ばれ、人的資本の考え方も関係するESG情報(=社会価値)と財務価値(=経済価値)を両立させていることにある。藤江氏は非財務価値を「未来には財務価値につながるもの」として“未”財務価値と言い換え、次のように説く。

 「ASV経営の志――アミノサイエンス®で人・社会・地球のWell-beingに貢献する――に共感する、従業員含むステークホルダーの熱意と、組織や個人の力を磨きこむことが重要。その原動力となるのは人材や技術、顧客といった無形資産である」

 その取り組み詳細と、同社が目指す未来とは? 詳細は、CxO Insights for Seminarで視聴してほしい。

 CxO Insights for Seminarでは、セッション視聴&アンケート回答の条件をクリアした人限定でギフトカードプレゼントのキャンペーンも実施している。登録は無料、締切は23年5月22日(月)14時まで。ぜひ以下リンクより申し込んでいただきたい。

CxO Insights for Seminar開催のお知らせ

【開催期間】2023年5月22日(月)13:00〜14:20

【視聴】無料

【視聴方法】こちらより事前登録


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