最近日本で、中国発のこんなニュースが話題になった。
TBSの報道によると、「世界では今、インプットされたデータから文章や画像などを自動で作り出す『生成AI』の技術が急速に進化しています。こうした中、中国では『生成AI』を使って、亡くなった人を『復活』させるビジネスが登場し、論争を呼んでいます」という。
つまり、生成AIに死んだ人の画像や声などを学習させることで、亡くなった人と対話ができるというものだ。これは中国での話だが、実は世界では米国を中心にすでにこうしたサービスは始まっており、物議になっているケースもある。
TBSが報じた中国のサービスでは、亡くなった老人や、幼くして亡くなった子どもの動画を作って、家族にAIサービスを提供している。確かに、家族などを失った人が、亡くなった家族と擬似であってもやりとりできるなら、心を癒やす効果があるというのは理解できる。
同サービスは「スーパーブレイン」という会社が提供しているもので、何カ月も前から海外メディアでも取り上げられていた。フランスのテレビ局も2023年12月に報じており、こうしたデジタルクローンに注目が集まっていると紹介している。世界的に注目度が高いのは間違いないし、ビジネスチャンスも広がっているということだろう。
「死者との対話」も可能に? ビジネス規模も拡大する「チャットボット」の現在
中国出張でPCは“肌身離さず”でなければいけない、なぜ?
中国系企業が日本の“再エネビジネス”に食い込む 「透かし騒動」から見る実態
ようやく制度化「セキュリティ・クリアランス」とは? 民間企業にどう影響するのか
欧米で警戒されるロシア製ソフト、日本政府が使用していた どんなリスクがあるのかCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング