消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
消費者購買データを扱うTrue Data(東京都港区)が「暑くなると売れるものランキング」を発表した。「飲料(酒類を除く)」「酒類」「食品(加工食品・菓子類)」「化粧品」「日用雑貨」の5カテゴリーで気温上昇と購買金額の関係性を調査し、飲料の1位は「コーヒードリンク」だった。
同社によると、相関係数は「0.5」を超えると気温上昇との関係性が強いとされ、気温が上がると売り上げが伸びる相関の強さを示す。また、「1.0」を超えることはない。飲料のランキングで1位の「コーヒードリンク」は相関係数が0.94だった。2位は「日本茶・麦茶ドリンク」(同0.89)、3位は「紅茶ドリンク」(0.86)。
酒類の1位は「発泡酒」で、相関係数は0.55。2位は缶チューハイなどを含む「スピリッツ」(同0.55)、3位は「リキュール類」(同0.44)だった。「ビール」は年末年始に大きく売り上げを伸ばす傾向にあり、暑さとの相関が薄れることから、相関係数が0.27で4位だった。
食品ランキングの1位は「ファミリーアイス」「パーソナルアイスその他」が相関係数0.93で並んだ。以下、「氷」(同0.90)、「デザート類」(0.81)などが続く。意外なところでは「いりぬか・漬け物の素」(同0.59、7位)や「食酢」(同0.53、10位)などもランクインした。
2021年1月4日〜23年1月1日の食品スーパー・ドラッグストアにおけるPOSデータを基に、週別の購買金額を算出。各週の最高気温平均との係数を計算し、ランキング化した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング