就活生の9割が「知ると志望度が上がる」情報とは？：学情が調査

[ほしのあずさ，ITmedia]

　学情（東京都千代田区）は、2024年3月卒業予定の大学生・大学院生を対象に「研修・教育制度」に関するアンケート調査を実施した。企業の研修・教育制度を知ることで志望度が上がる学生は約9割に上り、スキルや知識を身に付けられる企業に就職したいと考える学生が多いことが分かった。

画像はイメージです（提供：写真AC）

　就職活動において、企業の研修・教育制度を知ると「志望度が上がる」（45.7％）、「どちらかと言えば志望度が上がる」（40.7％）と回答した学生は合わせて約9割に上った。

　回答した人からは、「仕事を通して成長できる環境で働きたい」「スキルや知識を身に付けられる企業に就職したい」など、スキルの取得を重視する声が寄せられた。

　同社が20代転職希望者を対象に実施した調査では、「研修・教育制度を知ると志望度が上がる」と答えた人は74.1％。学生の方が「研修・教育制度」への関心が高いことがうかがえる。

就職活動において企業の研修・教育制度を知ると志望度が上がるか？（学情調べ　以下同）

　就職活動において「企業の研修・教育制度を重視するか」という問いに、8割以上の学生が「重視する」（41.8％）、「どちらかと言えば重視する」（40.1％）と答えた。

　回答者からは、「企業として大切にしていることや、業界のルール、業務の目的や進め方を理解した上で仕事をしたい」「仕事を通して、スキルを身に付けたい」との意見があった。

就職活動において企業の研修・教育制度を重視するか？

　企業の研修・教育制度、キャリア形成支援で重視するものを尋ねたところ、最も多かったのは「社内研修の実施」（68.5％）だった。次いで「資格取得支援」（50.3％）、「異動や配属に関する希望を出せる制度」（47.0％）と続いた。

企業の研修・教育制度、キャリア形成支援で重視するもの

　調査はインターネットで、3月31日〜4月10日に実施した。有効回答数は481件。