建設業を手掛ける野原ホールディングス(東京都新宿区)は、建設現場の施工管理に従事する現場監督・所長267人を対象に、「建設現場の業務デジタル化の意識調査」を実施した。デジタル化に対応できないと将来の仕事に不安があるか聞いたところ、「仕事が減るという不安がある」と答えた人は65.5%だった。
デジタル化による生産性向上、業務効率化が遅れていると思う業務プロセスを聞いたところ、「施工・専門工事」(41.2%)、「施工管理」(31.5%)が上位を占めた。工事現場に直接関連するこの2つのプロセスにおいて、デジタル化の遅れを痛感していることがうかがえた。
デジタル化できれば生産性向上につながると思う業務プロセス1位は「施工管理」(58.8%)だった。2位「図面作成」(50.9%)、3位「積算」(39.7%)と続く。
また「施工管理」に含まれる「安全管理」(38.6%)も4位にランクイン。同社は、「現場監督・所長には、安全管理業務のデジタル化による生産性向上に寄せる期待があるのではないか」とコメントした。
調査は2月15〜22日、インターネットで実施した。
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