消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
チューリッヒ(東京都中野区)は、2月7〜13日にZ世代の環境意識に関する実態調査を実施した。Z世代の62.2%が環境問題に対して危機意識があり、そのきっかけとして最も多かったのは「テレビ」だった。
危機意識がある人に対し、どんな環境問題に危機感を感じているか尋ねると、最も多かったのは気候変動(63.2%)で、CO2の排出問題(56.3%)、森林破壊(48.3%)と続いた。
危機意識を持ったきっかけとして最も多かったのはテレビ(38.9%)で、学校の授業(28.7%)、SDGsが注目され始めてから(11.0%)と続いた。
日常生活の中で環境や自然について意識する瞬間はあるか聞いたところ、「非常にある」が13.2%、「ややある」が44.3%と合わせて過半数を占めた。
意識する瞬間が「ある」「ややある」人に対し、いつ意識するのか尋ねると、最も多かったのは環境問題に関するニュースや記事を見たとき(68.4%)で、ゴミの分別を行うとき(39.1%)、海や川に行ったとき(34.3%)と続いた。
帝国データバンクの調査では、SDGsに力を入れている企業にその効果を尋ねたところ、37.2%が「企業イメージの向上」、31.4%が「従業員のモチベーションの向上」と回答した。環境意識の高いZ世代に対しては、SDGsへの取り組みをアピールすることで、販売促進や採用に好影響を与える可能性が考えられる。
調査は2月7〜13日、IDEATECHがインターネットで実施した。対象は、毎日2時間以上SNSを利用している18〜26歳未満のZ世代1009人。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング