「生成AI」の登場で仕事はどうなる？ プログラマーなど5職種：AI DRIVEN AIで進化する人類の働き方（2/3 ページ）

[伊藤穰一，ITmedia]

アナウンサー：人間がニュースを読まなくてよくなる

　すでにAIがニュースを読み上げるニュース番組があるように、「ニュースを読む」という仕事は、必ずしも人間だけでするものではなくなっていくでしょう。とはいえ、アナウンサーが完全にAIに取って代わられるというわけではもちろん、ありません。

　むしろ「ニュースを読む」という仕事をAIに預けてしまう分、番組ゲストの専門家から情報や意見を引き出す、番組内で自分の意見を述べるといったニュースキャスターのような役割が、アナウンサーの担う領域になっていくかもしれません。そしてこれらの仕事もまた、AIを「知見豊かなブレスト相手」や「有能なリサーチャー」として使うことで、よりハイレベルになっていくでしょう。

士業：膨大な書類作成が効率化される

　弁護士、会計士、税理士などの士業には、膨大な書類作成仕事がつきものです。しかし、そのほとんどがフォーマットのあるものなので、やはり大半の作業をジェネレーティブAIに任せることができるでしょう。

AIを利用することによって、士業の業務効率化は大幅に図れそうだ

　士業は、依頼主が健全な社会生活を送っていくために知識と労力を注ぐエキスパートです。もちろん、書類を綿密にチェックし、各種届け出、申請などの手続きをするのはエキスパートの仕事であり続けますが、そのために必要な書類仕事をジェネレーティブAIにさせることで、大幅な業務効率化を図れるのです。