訪日外国人が旅行中に困ったこと 3位「不十分な多言語表示」、2位「コミュニケーション」、1位は?

» 2023年06月09日 06時00分 公開
[ITmedia]

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 学研ホールディングス(東京都品川区)が、「訪日中に困ったこと」に関する調査を実施した。外国人旅行者が日本旅行中に最も困ったことは「Wi-Fi環境」であることが分かった。

出所:プレスリリース、以下同

 日本旅行中に困ったことを聞くと、1位は「Wi-Fi環境」で、31.5%が回答した。2位は「施設などのスタッフとのコミュニケーションがとれない」(20.2%)、3位は「多言語表示の少なさ・分かりにくさ」(17.5%)が続いた。

日本旅行中に困ったことは何か

 行きたい飲食店があったとき、外国人旅行者はどのように予約しているのか。1位は「予約せずに直接訪れる」で、36.7%が回答した。困ったことで上位に並んだ、スタッフとコミュニケーションをとりにくいことや、Webサイトなどの表示が多言語に対応していることが少ないことが影響しているとみられる。2位以下は「ネット予約」「日本語ができる人に電話予約を依頼」が続いた。

飲食店の予約をどのようにしていたか

 調査は5月9〜15日、海外に住む10〜60代の男女891人を対象にインターネットで実施した。

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