「夏の節電」に有効な家探しのポイント 2位「窓の数や位置」、1位は?

» 2023年06月11日 08時00分 公開
[ITmedia]

仕事に役立つ調査データ:

消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。

 LIFULL(東京都千代田区)が「夏の住まい選びの湿気・暑さと節電対策に関する意識調査」の結果を発表した。住居選びの際、湿気・暑さ対策としてチェックしたいポイントを聞いたところ、「換気がしやすそうな間取り」が1位だった。

出所:ゲッティイメージズ

 大手電力会社が6月1日付で電気料金を値上げした。このことを受けて、今夏は昨夏と比較して節電をしたいと考えるか聞くと、「とても節電したい」(38.5%)、「できれば節電したい」(50.4%)を合わせて9割近くで節電ムードが高まっていることが分かった。現在行っている、または行う予定の湿気・暑さ対策を聞くと、1位は「クーラーを使用する」で78.9%が回答した。

現在行っている、または行う予定の暑さ対策(出所:プレスリリース、以下同)

 現在の住居を選ぶ際、湿気・暑さ対策を意識していたか聞くと、最も回答率が高かったのは「ほとんど意識しなかった」で32.7%が回答した。「全く意識しなかった」(17.1%)と合わせて約半数が、住居選びで湿気・暑さ対策を考慮していなかったことが分かった。

現在の住居を選ぶ際、湿気・暑さ対策を考慮していたか

 現在の住まいを選ぶ際、湿気・暑さ対策を考慮していた人に、意識したポイントを聞いた。1位は「換気のしやすい間取り」(36.1%)で、唯一回答率が3割を超えた。以下、「窓の大きさ」(27.7%)、「窓の数や位置」(26.5%)と、窓に関する項目が上位を占めた。全体に向けて、次の住居を選ぶ際に湿気・暑さ対策としてチェックしたいポイントを聞くと、こちらも「換気がしやすそうな間取り」(32.5%)が1位を獲得した。

住居を選ぶ際の湿気・暑さ対策として考えているポイント

 調査は5月29〜31日、20〜69歳の男女500人を対象に、インターネットで実施した。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.