11位の「ファーストリテイリング」は、前回48位から大幅に順位がアップした。初任給の引き上げを含む最大40%の給与アップのニュースに好感が集まり、「初任給が高くなったと最近話題だから」「物価上昇の中、給与の引き上げが話題になったから」「賃上げで給料が良さそうだし、働きやすそう」など、給与水準に関するコメントが多く寄せられた。
34位から24位へと大きく順位を伸ばした「オリエンタルランド」も、4月からパートやアルバイトを含む社員の給料を平均で約7%引き上げ、話題となっている。9位の任天堂も、4月から全社員の基本給と初任給を一律10%引き上げている。
任天堂については、22年調査の13位から順位を4つ上げ、TOP10入りしている。19年に30位だった同社は、コロナ禍の20年に15位にランクインし、その後も15位以内を4年連続でキープし続けている(20年15位、21年7位、22年13位、23年9位)。
同社には「ゲームが好きだから」との投票コメントが多く寄せられているが、ゲームは、巣ごもり消費の一つであったため、「コロナ禍でより身近になった人が増え、支持につながった可能性がある」(パーソルキャリア)という。
そのほか、「福利厚生が良い」「日本のゲーム産業のトップ企業で、顧客を大事にする姿勢に好感が持てる」「企業価値が高いだけでなく、安定性もあって離職率が低そうだから」などのコメントが寄せられたことから、企業イメージや企業方針が高評価を得ており、それがランキング上位をキープしている要因の一つだと推測される。
また、5位のパナソニック、15位の本田技研工業(ホンダ)など、歴史的に名経営者と呼ばれる社長が率いてきた企業の人気も安定しており、経営理念や経営方針への共感や将来性についてのコメントが多数集まった。
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