カレーチェーンを運営するチャンピオンカレー(石川県野々市市)は、7月3日に「冷やしカレー」(1000円)を全23店舗で発売する。食欲がない暑い夏の日でも食べられるカレーとして訴求する。
冷やしカレーは、冷たいカレールーと酢飯を組み合わせた商品。トッピングは、ダイスカットトマト、蒸し鶏、ヤングコーン、ネギとなっている。食べている途中で味わいを変えられるように、ミルでひく山椒も用意した。
同社の開発担当者が「夏のカレーといえば、いつもより辛くて汗だくになって、スッキリする! というイメージが強い」「『冷やし中華あります』みたいなカレーはできないだろうか」と考えたことがきっかけで生まれた。
チャンピオンカレーにはラードが使用されているので、そのまま冷やすと固まってしまい、味が落ちる。そこで、共通のスパイスなどは使っているが、冷めても食べられるカレールーを独自に開発した。
2020年、試験的にカレーのチャンピオン野々市本店で冷やしカレーを提供した。広報担当者によると、それまでの限定商品ほどは販売数が伸びなかったが、1度食べた利用客からは「また食べたい!」という声が多く寄せられたという。また、東京などの都市部にある店舗から「うちの店でも販売したい」という要望があった。
そこで、基本的なレシピはそのままに工場で量産化できるように工夫し、全23店舗で展開することになった。
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