6月29日にハンズ新宿店(東京都渋谷区)がリニューアルオープンする。オープンに先立ち、運営するハンズ(東京都新宿区)は6月28日に店舗を報道陣に公開した。どのような特徴があるのだろうか。
ホームセンター大手のカインズが東急ハンズを買収したのは2022年3月で、同年10月に新生ハンズのコーポレートロゴやブランドメッセージが発表された。24年3月末までに全国各店舗の看板・サインは新しいロゴに変更していく。
リニューアルオープンする新宿店は、ハンズのフラグシップという位置付けだ。そのため、意欲的な取り組みをいくつか打ち出している。
店舗2階のコンセプトの一つは「ちょっと先の流行、驚き、出会いがココに」だ。具体的には「“新しい文化の芽”発信プロジェクト」として、「BOTTO(没頭)」をキーワードにした瞑想関連のアイテムを取りそろえた。ヨガマットなどの他に、非日常な空間で瞑想ができる「メディテーションポッド」(473万円)を展示している。周囲の光と音を吸収する外壁と、心地よい音を再生するスピーカーなどが特徴で、大きな花のつぼみのような形をしている。この中に入って落ち着いて瞑想ができるようにしている。
また、2階にはさまざまな記念日に利用するカードを約2000種、バルーンを約250種用意した。豊富なラインアップで、記念日・ギフト需要に対応する。
3階は化粧品フロア、4階は文具のフロア、5階は旅行やアウトドア関連のフロア、6階はDIY関連のフロア、7階は寝具やトイレタリーといったハウスウェアのフロアとなっている。ちなみに、8階は都市型のカインズで、ハンズ新宿店と同様、6月29日にオープンする。
4階の文具売り場ではおすすめの筆記具をじっくり試し書きできるコーナーを新設。紙との相性を感じてもらうため、試し書きの紙にもこだわった。また、6階のDIY売り場では、約1万種の木材・素材・アクリルなどを取りそろえたり、常設の体験ゾーンを設置したりしている。これらは、新生ハンズのブランドメッセージ「手でソウゾウしよう。手でワクワクしよう。」に基づいた施策といえる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング