ちょっと変わった取り組みとしては、4階と5階に“推し活”グッズのコーナーを展開している点が挙げられる。推し活とは、自分の好きなアイドルなどを熱心に応援する活動のことを意味する。エスカレーター近くという目立つ場所に、さまざまな商品を並べている。
5階には、自分が好きなアイドルやキャラクターのぬいぐるみづくりに利用できる素材を展開。ぬいぐるみの目、髪の毛などに使えるニット生地などがあり、自分好みに仕上げられるようにしている。7月中旬には、髪の毛や目など顔のパーツのつくり方をプロが教えるワークショップも開催予定だ。
4階にはうちわやミニネームタグといった推し活グッズを自作するための商品が並ぶ。売り場担当者は「今の若い人は、自分の好きなアイドルやキャラクターを応援するグッズを作り、カバンにぶら下げて積極的に外に持っていきます。推し活をする人の気持ちに寄り添った商品をそろえました」と説明する。もしこのコーナーが好評なら、売り場を拡大するという構想もあるという。
なぜ、ここまでチカラを入れて推し活売り場を展開するのか。担当者によると、若い層にアピールする目的があるという。東急ハンズが創業したのは1976年と歴史があるため、現在のコアな客層は中高年が多いのだとか。
リニューアルしたハンズ新宿店は、若者の支持を得られるか。
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