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「自分は悪くない」と他者を責める部下 デキる上司が取る“2つの対応”(1/2 ページ)

» 2023年07月18日 07時15分 公開
[田中謙ITmedia]

著者紹介:田中 謙

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株式会社ウィルオブ・コンストラクション 代表取締役社長。2023年4月よりグループ内最年少で株式会社ウィルオブ・コンストラクション代表取締役社長に就任。

現在は「建設業界を支援する人材会社」から「人材領域に強い建設会社」への変革を推進すべく、経営者として奮闘中。


 仕事を進める中で、予期せぬ失敗やトラブルは起こるものです。それ自体は仕方ないとしても、この状況に対して「○○が原因だ」「同僚の××さんが悪い」と考えたり、「業務フローが××だから今はできません」と言い訳をしたりする部下に困るマネジャーは少なくないようです。

 こうした「他責思考」に陥りがちな部下に対して、どのように改善を促していくべきなのでしょうか。人材企業の代表を務める著者のマネジメント経験をもとにご紹介します。

 大前提として、ビジネスにおいて「自らの責任範囲」で起きた事象については、すぐに他人や組織のせいにするといった他責思考ではなく、まず自責思考で改善を目指す必要があります。しかしながら、外部の影響などを言い訳にして、結局物事を成し遂げられない他責思考に陥ってしまっている人は一定数います。なぜ起きてしまうのでしょうか。

「他責思考」の部下 どう対応すべき?

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