虎ノ門ヒルズ「ステーションタワー」10月開業 特徴は?施設全体が完成(1/2 ページ)

» 2023年07月24日 11時07分 公開
[KanoITmedia]

 森ビル(東京都港区)は、開発中の虎ノ門ヒルズ内の複合施設「ステーションタワー」を10月6日に開業すると発表した。ステーションタワーの開業によって、オフィスや住宅、商業施設などで構成する虎ノ門ヒルズの施設全体が完成することになる。「国際新都心・グローバルビジネスセンター」を掲げ、新たなビジネスやイノベーションの拠点として存在感を示す。

虎ノ門ヒルズのビル群(画像:森ビルのプレスリリース、以下同)

 同社は、2014年に開業した「虎ノ門ヒルズ 森タワー」を起点に、20年に「虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」、22年には「虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」をオープン。オフィスや商業施設、住宅などの施設を拡充させてきた。また、環状第2号線や東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」といった交通インフラと一体的に施設を整備し、エリア全体の開発を主導している。

 ステーションタワーは7月14日に竣工。10月の開業によって、区域面積約7.5ヘクタールの虎ノ門ヒルズ全体が完成する。オフィスの延べ床面積は合わせて約30万5000平方メートル。商業施設約170店舗、住宅約730戸のほか、ホテルやカンファレンス施設、情報発信拠点などの国際的な都市機能を備えるエリアとなる。

 また、ステーションタワーとともに、虎ノ門ヒルズ駅の入り口には開放的な駅前広場「ステーションアトリウム」を整備。桜田通りの上には森タワーとステーションタワーをつなぐ幅20メートルの歩行者デッキも整備しており、エリア全体の回遊性とにぎわいの創出が期待されている。

 ステーションタワーには、目玉施設として、最上部(45〜49階、一部8階)に新たな情報発信拠点「TOKYO NODE」を新設。ビジネスやアート、エンターテインメント、テクノロジーなど、多様なジャンルのコラボレーションを促進するための施設となる。

情報発信拠点「TOKYO NODE」メインホール(イメージ)

 この施設では、46階のメインホールを中心に、新たな体験やコンテンツなどを発信するプレゼンテーションやパフォーマンスの場を提供。ドーム型天井を備えたギャラリーなどもあり、多様な表現方法に対応する。49階には、屋外空間としてスカイガーデンとインフィニティプールを設置した。飲食店も4店舗オープンする。

スカイガーデンとインフィニティプール(イメージ)
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