「予算を気にしないならほしかった設備」はあるか 注文住宅を建てた人に聞いた

» 2023年07月28日 08時38分 公開
[KanoITmedia]

 「日本トレンドリサーチ」を運営するNEXER(東京都豊島区)などが実施した調査によると、注文住宅を建てたことがある回答者の7割が「予算度外視ならほしかった設備がある」と答えた。また、予算が理想の住宅を建てるための壁になったという人が目立った。

注文住宅と予算に対する意識は?(イメージ)

 全回答者に「注文住宅を建てたいと思うか」を尋ねたところ、「建てたいと思う」が28.2%、「建てたいと思わない」が44.3%、「すでに建てた経験がある」が27.5%だった。このうち、「すでに建てた経験がある」という回答者に対して、実際に建てた注文住宅について質問した。

注文住宅を建てたいと思うか(画像:NEXERのプレスリリース)

 あなたが建てた注文住宅は、どれほど理想に近付けることができたかという質問に対し、「とても理想的」が17.7%、「やや理想的」が56.3%。理想的だという人が計74.0%を占めた一方、「あまり理想的ではない」「まったく理想的ではない」も計26.0%だった。

 「理想的」「やや理想的」の理由については「ほぼ希望通りにできた」「予算の範囲内でできるだけ理想に近い感じで建てた」「住むのに十分だが、今になっていろいろ直したい、追加したいところがある」などのコメントがあった。「理想的ではない」理由は「コストから、妥協した部分がある」「予算の問題で付けたい設備が付けられなかった」といった声が上がった。

注文住宅をどれほど理想に近付けることができたか(画像:NEXERのプレスリリース)

 「予算」が理想を実現するハードルになっていることから、もしも予算度外視で注文住宅を建てられていたとしたら、ほしかった設備や部屋はあるかを尋ねた。すると、「ある」という回答が70.6%を占めた。

 どのような設備や部屋がほしかったかを自由回答で尋ねると、「耐震補強」「ミストサウナ」「シアタールーム」「書斎」「中庭」「二重窓」「床暖房」「エレベーター」など、暮らしを快適にするためのさまざまな設備が挙がった。

予算度外視で注文住宅を建てられたなら、ほしかった設備や部屋はあるか(画像:NEXERのプレスリリース)

 今回の調査は、注文住宅と予算に対する意識を明らかにするため、ロゴスホームと共同で実施した。7月18〜20日にインターネットで調査し、1804人が回答した。

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