関東圏にお住まいの読者なら、JR駅構内で多くの旅行パンフレットが並ぶ「びゅうプラザ」を見たことはないだろうか。
JR東日本の旅行会社であるJR東日本びゅうツーリズム&セールスは、旅行商品の販売店舗としてびゅうプラザを運営していた。最盛期には100店舗以上を展開。しかし時代は移り変わり、旅行者はカウンターで旅行先を相談する時代から、Web上で各自が目的地を探してツアーを予約するようになった。
こうした潮流の変化もあり、15年から徐々にびゅうプラザは姿を消すことになる。22年2月28日、JR新潟駅構内の店舗の営業終了をもってびゅうプラザは全て閉店となった。現在は観光案内やWeb予約のサポートを行う「駅たびコンシェルジュ」にリニューアルしている。
販売チャネルの大転換を図る過程で同社は、オンライン上で蓄積されるデータの活用に頭を悩ませていた。そこでデジタルツールを導入してデータの可視化を果たしたところ、部門間を超えて「ある視点」が身に付いたという。
ニセコの冬「インバウンド客爆増」の裏で、深刻な人材不足――JTBらの「3つのDX実験」を振り返る
阿波おどりに「最高級席」20万円 赤字かさむ祭り、「外貨獲得」で存続目指す
JR東海の“逆襲” 観光戦略のキーワードは「神様、仏様、家康様」
「90秒後にアツアツの駅そば」 上野駅ホーム上で初の試み、狙いは?
コロナ後に乗客が「戻る」「戻らない」 鉄道会社の“読み”はどちらが正しかったのかCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング