コンビニ大手「セブン‐イレブン」店舗の置看板といわれて、どういった姿を思い浮かべるだろうか。
看板の上部には丸い電球がついており、夜になると遠くからでも目立つ。下部には「酒」「たばこ」「銀行ATM」と記載されていることもある。真ん中部分は白地になっており、セブンのロゴがある。そして、看板の両端にはオレンジ、グリーン、レッドのラインが入っている。この3色はコーポレートカラーで、オレンジは「朝焼け」、レッドは「夕焼け」、グリーンは「オアシス」を表現している。同社は「朝から夜までお客さまのオアシスでありたいという思いをこめている」としている。
セブン&アイ・ホールディングスのロゴが入ったものもあり、こちらも全体的にカラフルな印象を受ける。
こうした置看板をセブン‐イレブン・ジャパンでは「電飾置看板」と呼んでいる。広報担当者は「店舗の視認性を補完することを目的として一部店舗に設置している。全店に導入している看板ではない」と説明する。
この電飾置看板は2017年に仕様変更しており、シンプルなデザインになっている。新しい看板は全体的に白で、丸い電球はついていない。筆者が見たいくつかの看板には「酒」「たばこ」「銀行ATM」の記載がなく「7」と「ELEVEN」だけが目立っていた。従来のものと比べ消費電力が削減されているという。
置看板は、新店舗がオープンしたり、既存店の看板が破損・故障したりした場合に新モデルに置き換えられる。つまり、古い看板は今後どんどん姿を消していくというわけだ。
セブンは創立50周年を機に「健康」「地域」「環境」「人財」という4つのビジョンを打ち出している。環境に配慮したさまざまな施策をそれ以前から打ち出しているが、電気料金が高騰していることもあり、置看板が省エネモデルに置き換わっていくのは時代の流れというべきだろう。
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