連日、暑さで寝苦しい夜が続く日本列島。全国の男女に、夏の睡眠時のエアコン使用頻度を聞くと「毎日使用」が61.3%であることが、ダイキン工業(大阪市)の調査で分かった。
「週に5、6日程度使用」(10.5%)、「週に3、4日程度使用」(7.3%)、「週に1、2日程度使用」(6.3%)を合わせると、8割以上が週に1回以上使用していた一方、「不使用」と答えた人も14.7%いた。
夏の睡眠時のエアコン使用について不満や困りごとがあるかという質問に対し、「ある」と答えたのは44.5%。
具体的には「体が冷えたり、だるくなったりする」(52.8%)がトップ。次いで「自分に適した設定温度が分からない」(39.1%)、「タイマーが切れた後に暑くて起きてしまう」(33.0%)、「エアコンをつけたままにすると寒くて目が覚めてしまう」(33.0%)、「エアコンをつけたままにしても暑くて目が覚めてしまう」(12.4%)が続いた。
「タイマーが切れた後に暑くて起きてしまう」と答えた人が多かったことを受け、ダイキン工業は「エアコンが切れると室温は上昇する。そのため、寝苦しさを感じるだけでなく、特に気温が高い日には熱中症リスクが高まることも考えられる」とした。
同社は、マンションの寝室に設置されたエアコンを用いて、睡眠時にエアコンを「つけっぱなし」にした場合と、「3時間の切タイマー」を設定した場合の「室温」と「暑さ指数」の変化を計測した。その結果、切タイマーを設定すると、エアコンが切れた後には暑さ指数が時間の経過とともに上昇し、明け方には熱中症への警戒が必要とされる25度ほどになったという。
インターネットによる調査で、対象は全国の男女524人。調査期間は7月21〜24日。
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