地方において、労働力不足は特に深刻な問題だ。その一方で、リモートワークの浸透などによって働き方の選択肢が広がり、地方で働くことを検討する個人は増加傾向にある。「地方副業」や「地方転職」に興味を持っている人はどれくらいいるのか。パーソルキャリアが調査を実施した。
地方副業に興味がある人は59.2%だった一方で地方転職に興味がある人は40.2%だった。副業・転職問わず地方への関心は高い一方、働き方によって2割程度差が生じた。
地方転職と比較した際の地方副業に対するハードルについて、50.5%が「地方副業のほうがハードルは低い」と回答した。その理由には「本業を辞めずに地方の仕事を経験できる」(55.4%)、「転居せずに地方で働くイメージを掴める」(54.5%)、「今後の働き方の選択肢が増える」(30.2%)などが上位に挙がった。同社は「地方副業は居住地や現職といった現状を変えることなく、地方に関わるといった新たな働き方が実現できるため、ハードルを感じづらい」と分析した。
なぜ地方副業に興味を持つのか。「副収入を得たい」が55.5%と最も票を集めた一方で、以降は「地方に貢献したい」(18.3%)、「スキル・経験を還元したい」(15.8%)、「地方創生に携わりたい」(12.5%)という結果に。地方副業ならではの理由が一定数の支持を集めた。
地方副業で期待する報酬はいくらか。19.3%が「月額5万円未満」、50.3%が「月額5万〜10万未満」と回答し、約7割の人が月額10万円未満を希望していた。また、地方副業で携わりたいテーマは、「商品/サービス企画」(21.3%)、「マーケティング/PR」(15.5%)、「営業/販路拡大」(15.0%)が上位となり、ビジネス領域におけるテーマで地方に携わりたいと考える人が多いことが分かった。
調査は7月10〜11日にインターネットで実施。1都3県在住で、地方副業に興味がある会社員(経営者・役員含む) 400人から回答を得た。
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