「今の職場はブラック企業だ」と感じている女性は、どのくらいいるのだろうか。「ブラックだと思う」は58.1%、「ブラックとは思わない」は37.7%であることが、キャリアデザインセンター(東京都港区)の調査で分かった。
ブラック企業で働いたことがあるという人は70.0%。年代別で見ると、最多は「40代以上」で76.7%、次いで「30代」が71.6%、「20代」が61.6%と、年代が上がるにつれて増える傾向が見られた。
ブラック企業で働いたことがある人に、どのような点がブラックだったのかを尋ねた。「仕事に見合わない低賃金」(61.3%)と答えた人が最も多く、次いで「ハラスメント、いじめが横行」(53.6%)、「長時間労働を強いる」(51.2%)、「休みが取れない」(42.8%)、「休憩時間がない」(35.9%)だった。
ブラック企業で働いたものの、55.3%が「退職した」と回答。また「体調を崩した」が35.9%、「精神を病んだ」が31.1%と、3割以上が心身に影響が出ていることが分かった。
今回の調査は、転職サイト「女の転職type」会員を対象に、インターネットで行った。期間は8月21〜30日、有効回答数は661人。
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