「HIROEN」でタイムマネジメントを見直す6つのタスク(1/4 ページ)

» 2023年10月19日 07時00分 公開
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 適切な目標を設定できたら、次は目標の達成に向けてタスクを設定していくことになります。

 タスクを設定する際に参考にしたいフレームに、「HIROEN(ヒロウエン)」があります。HIROENとは、30年ほど前に、小林忠嗣氏が、著書『知的生産性向上システムDIPS(ディップス) 』のなかで提唱したもので、「ヒロウエン」というキャッチ―な響きもあり、一時注目を集めました。

 現在は、それほど知名度は高くありませんが、業務効率化や生産性向上のためのタスク・マネジメントのツールとしては秀逸であり、コロナ禍を経て、改めて見直してみたいフレームワークです。

 HIROEN(ヒロウエン)とは、私たちが行う活動(仕事)は、必ず6つのレベルのタスクに分けることができるというもので、それぞれの頭文字をとったものです。

H:Hear(聞く)

I:Inform(伝える)

R:Request(依頼する)

O:Operate(作業する)

E:Examine(調べる)

N:Negotiate(交渉する)

 タスクを計画する際に、このどれにあてはまるのかを考えたり、それぞれの項目ごとに計画をしたりすれば、時間の効率化、作業忘れなどを防ぐことにもつながります。ひとつひとつ見ていきましょう。

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