東京・銀座に出店したディスカウントスーパー「オーケー」の低価格弁当が話題になっている。既存店で人気があり、税別299円という安さが特徴の「ロースかつ重」を銀座店でも展開しているからだ。
オーケーの銀座店がオープンしたのは10月17日。筆者はその1週間後の午後2時前後に同店の弁当・総菜コーナーを訪れた。
弁当コーナーには、税別299円の「肉旨!メンチカツ明太弁当」「鶏しぐれ煮重」「小海老と大葉のあられ天丼」といった低価格弁当が山のように積まれていた。店内の客は「安いね」「たくさん買って、みんなで食べよう」などと話しながら、格安弁当を次々と買い物かごに放り込んでいく。名物のロースかつ重はすでに売り切れていた。
299円弁当以外にも、小サイズで230円の「お茶碗一杯 鯵ほぐしご飯」、350円の「特海苔弁当」、599円の「希少部位トモサンカクローストビーフ重」、999円の「すき焼き弁当」などが並べられている。飛ぶように売れるので、店員が何度も弁当を補充しに来ているのが印象的だった。
安さが目立つ商品としては、500円前後の手作りピザ、150円弱のサンドイッチ、50円前後のおにぎりなどがあった。
こんなに安くて利益は出るのだろうか。そしてスーパーにとって低価格の弁当や総菜を提供する狙いはどこにあるのか。小売り・サービス業のコンサルティングを30年以上にわたり続けているムガマエ社で代表を務める岩崎剛幸氏に話を聞いた。
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