スマホに没頭して時間を忘れた経験 最も多い年代は?

» 2023年11月07日 08時00分 公開
[神奈川はなITmedia]

 セゾン自動車火災保険(東京都豊島区)は全国の15歳以上の男女1105人を対象に、スマホ依存の実態を調査した。全体の67.6%が「気が付くとスマホに没頭し、時間を忘れていることがある」と回答した。

スマホ依存の実態調査 スマホ依存の実態を調査(画像はイメージ、提供:写真AC)

 年代別にみると10代の93.4%、20代の85.6%が「ある」と答えており、他の年代より高い割合となった。

スマホ依存の実態調査 気が付くとスマホに没頭し、時間を忘れていることがありますか?(出所:セゾン自動車火災保険、以下同)

子どものスマホ使用で心配なことは?

 子どもにスマホを持たせている親に心配なことを聞いたところ、1位は「スマホ依存になるのではないか」(51.8%)だった。2位以下は「目が悪くなるのではないか」(37.5%)、「交友関係が見えない」(19.0%)、「SNSいじめなどの被害に遭わないか」「学校の成績や学業に影響が出るのではないか」(いずれも18.2%)が続いた。

スマホ依存の実態調査 子どものスマホ使用で心配なことは?

 「スマホ依存になるのではないか」と答えた人を年代別にみると、10代が2.7%、20代が15.7%、30代が16.2%、40代が23.2%、50代が29.7%、60代が12.4%となっており、50代をピークに親の年代が高い方が子どものスマホ依存に対する不安が大きくなる傾向が分かった。

スマホ依存の実態調査 スマホ依存になるのではないかと考える人の割合(年代別)

親と子のスマホ使用時間

 親と子のスマホ使用時間の相関関係を調べると、親が1日3時間未満と回答した家庭では子どもの使用時間も3時間未満が多くなり、親が1日3時間以上と回答した家庭の子どもの使用時間は3時間以上が多くなるという傾向がみられた。

 親が1日5時間以上スマホを使っている場合、「子どものスマホ使用時間は1日30分未満」と回答した人は一人もおらず、親がほぼ一日中使っている場合、40.0%が「子どももほぼ一日中使っている」と回答した。

スマホ依存の実態調査 親と子のスマホ使用時間

子どものスマホ使用についてのルール

 子どものスマホ使用にルールを決めている親は38.1%、特に決めていない親は50.4%で、半数の親はルールを決めていないことが分かった。

 子どものスマホ使用について「先生や親同士でもっと話し合っておくべきだった」「スマホを持たせるのをもっと遅くすればよかった」などの後悔がある親はルールを決めているケースが多く、特に後悔がない親はルールを決めていない傾向が見られた。

スマホ依存の実態調査 子どものスマホ使用について後悔していること
スマホ依存の実態調査 子どものスマホ使用について心配なこと

 調査は全国の15歳以上の男女1105人(男性545人、女性560人)を対象に、10月にインターネットで実施した。

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