エンジニア職での就職を希望している2025年卒の学生は、どこの会社に入りたいと思っているのだろうか? 就職活動支援サービス「サポーターズ」を運営するサポーターズ(東京都渋谷区)の調査によると、1位は「ソニーグループ」だった。
同社ではコース別採用を実施しており『AI・コンピュータビジョン アルゴリズム開発』『ソフトウェア開発』など、IT人材向けに複数のコースを設けている。またインターンの種類も多様で、2〜4週間実際の業務を体験する『職場密着インターン』や、技術職のみが参加できる『長期有給インターン』、アイデアの創出を目的とした『ソニーグループ横断アイデアソン』など、さまざまな期間・内容のプログラムを実施している。
調査元のサポーターズは「ソフト・ハードの両面から業務に携われる点や、自分の学んできたことをダイレクトに生かせるポジションが複数あること、インターンの取り組みに注力しているといった点から、学生の支持が高いことがうかがえる」と分析している。
2位は「サイバーエージェント」、3位は「NTTデータグループ」だった。4位以下は「LINEヤフー」「ディー・エヌ・エー」「グーグル」「楽天グループ」「野村総合研究所」「アクセンチュア」「メルカリ」と続いた。
同社は、ここ10年ほどはSIer・ITコンサルティング企業の人気が高い傾向がありましたが、近年はWeb系サービスを運営する企業への人気が増加しつつあると指摘する。今回のランキングでは、上位10社のうち約半数はWeb系サービス企業が占めた。
「昨年度の同調査と比較すると、野村総合研究所は昨年18位から8位へ、アクセンチュアは昨年トップ30以下から9位へと順位を上げた。Web系の事業会社・SIer・ITコンサルティング業界への志望が、バランス良く分散されているように見受けられる」と同社はコメントしている。
調査は、25年卒業予定のサポーターズ登録学生を対象にインターネットで実施した。回答者は第1〜5希望の最大5社を選択し、それをサポーターズがポイント化して集計した。ランキングの対象はサポーターズ利用企業を中心とした200社。期間は10月13〜23日で、有効回答数は321件。
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