任天堂の家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」が2017年3月の発売から7年目を迎え、後継機の開発に関心が集まっている。インターネットを中心にさまざまな情報が流れる中、古川俊太郎社長は「あたかも非公開情報であるかのような噂が流れることがあるが、それらは不正確なものだ」と否定した。
古川社長は7日に開いた決算会見でスイッチの後継機に関する複数の噂についてはっきりと否定した。具体的には「任天堂が22年末に特定のソフトメーカーに対し、スイッチの次世代ハードの説明を行った」「23年夏にドイツで開催されたイベントで新ハードのデモンストレーションを行った」という2つの噂で、いずれも「事実ではない」と断言した。
海外には企業の未発表情報を公表する「リーカー」が多数存在し、真偽不明の情報がネット上を中心に氾濫している。市場ではスイッチの次世代機の発売時期についても憶測が飛び交うが、任天堂は「常に新しいハードの開発は行っているが、現時点で言えることはない」として開発状況などについて明言を避けている。
古川氏は「公式に発表したものではない事実についてはお客さまや投資家をまどわせることになるので、ホームページやSNSから発信する情報を見て適切に判断してほしい」と話した。(桑島浩任)
copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.
Special
PR注目記事ランキング