奨学金プラットフォームを運営するガクシー(東京都港区)は、「奨学金に関する実態調査(2023年版)」を実施した。現在奨学金を受給している学生・保護者のうち、約8割が将来返還を要する「貸与型」の奨学金を受給していることが分かった。
まず「受給した奨学金の内訳」を見ると、貸与型と給付型の割合は「貸与型」(79.2%)、「給付型」(33.1%)となっていた。
奨学金の種別を見ると「JASSO(日本学生支援機構)の奨学金」(61.5%)が最も多く、中でも「JASSO貸与奨学金」(51.2%)、「JASSO給付奨学金」(20.6%)が上位を占めた。
一方、「民間奨学金運営団体からの給付奨学金」は6.5%に留まり、奨学金受給者の多くが将来返還を要する貸与奨学金を受け取っていることが分かった。
次いで「奨学金に対する印象」を聞くと、「借金なので怖い」(48.4%)、「制度が複雑で、理解が難しい」(28.2%)、「家計の負担を軽減できてうれしい」(27.8%)と回答した人が多かった。
回答を奨学金受給者と非受給者で比較すると、「借金なので、怖い」と回答したのは受給者では28.8%、非受給者では70.7%と大きな差があった。
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