急成長するカラコン市場は1000億円規模に 「後押し」するのは?(1/2 ページ)

» 2023年11月09日 12時15分 公開
[産経新聞]
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 瞳を彩るカラーコンタクト(カラコン)市場が急拡大している。新型コロナウイルス禍でマスクの着用機会が増えたことで、10〜20代のZ世代を中心に目元のコスメアイテムとして定着した。今ではファッションやシーンに合わせて複数種のカラコンを使い分けたり、美容意識の高い男性の利用も増えたりと拡大の一途だ。国内の市場規模は約900億円と試算され、1000億円到達も目前となった。それを後押しするのは、ある大手ディスカウント店の貢献度が大きい。

最近はシーンやファッションに応じてカラコンを選ぶユーザーが増えている=10月9日、東京都渋谷区(西村利也撮影)

人気モデルがプロデュース

 10月9日、東京・渋谷で開催されたイベント「カラコンフェス2023」。会場中央に設けられたステージに池田美優さんや藤田ニコルさん、益若つばささんといったカラコンをプロデュースする人気モデルらが登場すると、集まった若者たちから歓声があがった。

 会場では国内外のカラコンメーカーがブースを構え、各社の商品をアピール。安全な装着方法を周知するトークショーなどコンタクトにまつわるさまざまなイベントが催された。参加者の大半は10〜20代の女性が中心だが、中には若い男性の姿も散見された。

 主催したのは、全国でディスカウトストアを展開する「ドン・キホーテ」。カラコンの販促とともに、「正しい装着方法の啓蒙を図る狙い」(担当者)で初めて開催した。

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