インターネットで膨大な情報にアクセスできる環境で育ったZ世代は「多様性を重視する」「他者を尊重する」「自分らしさを大切にする」といった特徴があると言われている。実際に、2025年卒の学生は「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)」についてどのように考えているのか。就職情報企業の学情(東京都千代田区)が調査した。
「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)」とは、ダイバーシティ(多様性)とインクルージョン(包括・受容)を合わせた言葉で、個々の多様性を認め、個性や能力を生かす考え方を指す。
ダイバーシティ&インクルージョンを推進する企業について「好感が持てる」と回答した人は48.2%に上った。「どちらかと言えば好感が持てる」とした30.1%と合わせると、8割近くが好感が持てると回答した。
就職活動においてダイバーシティ&インクルージョンに関する企業の取り組みを「意識する」という回答は22.1%。「どちらかと言えば意識する」とした28.5%と合わせると、半数以上が意識していることが分かった。
回答者からは「これからの時代、必要な考え方だと思う」「多様性を大切にしている企業のほうが、成長していくと思う」「さまざまな価値観を持つ人と一緒に仕事をするほうが、自分自身の視野も広がると思う」といった声が上がった。
調査は10月12〜26日にインターネットで実施。同社の運営するサイトの来訪者で、25年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生の249人から回答を得た。
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