年齢が高くなるほど「長く働き続けたい」と思う人は増える傾向にあるようだ。なぜなのか――。パーソル総合研究所は、シニア就業者(60〜69歳)、およびプレ・シニア就業者(55〜59歳)の就業実態・意識について調査した。
「71歳以降も働きたい」と考える割合は、55〜59歳の就業者で15%、60〜64歳は20%、65〜69歳は40%に上った。2017年以降、シニアの就業率は高まっているが、シニア就業者の就業終了希望年齢に大きな変化は見られなかった。
71歳以降も働きたいと考える理由について「働くことで健康を維持したい」が最も多く57.8%を占めた。「生活を維持するために収入が必要だから」(47.6%)、「働かないと時間を持て余してしまうから」(39.9%)と続いた。
同社は「直近のシニアの就業率の上昇は、シニア本人の意欲や希望の変化というよりは、企業の雇用姿勢の変化や老後資金獲得の必要性など、外部要因により高まっている面が大きいと推察される」とコメントする。
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