物価上昇や賃上げが話題となった2023年だが、冬のボーナスはどうなっているのだろうか。カネとホンネ調査研究所が実施した調査によると、23年冬のボーナス予測は手取り金額で平均48万4000円であることが分かった。
平均月収「29万円」に対して冬のボーナスは月収の約1.7カ月分となった。
ボーナスの使い道については、預貯金に回す金額が「24万7000円」で見込み金額の51.4%を占め、自由に使える金額は「11万5000円」だった。同研究所は「将来に対する不安からか、自己防衛に努めるサラリーマンの姿が浮き彫りとなった」とコメントした。
ボーナスの分布をみると、「20万円以下」(26.4%)が最も多かった。
22年と比較した23年冬のボーナスについては「変わらない」(46.3%)が半数近くを占め、「増える」「やや増える」は合わせて19.2%、「減る」「やや減る」は合わせて12.5%だった。
未婚者と既婚者でボーナスの見込み金額を比較すると、未婚者は「41万5000円」、既婚者は子どもなしで「49万6000円」、子どもありで「52万9000円」となり、未婚者のボーナスは既婚者に比べて、8万円低かった。
男女別にみると、男性が「55万1000円」に対して、女性は「39万6000円」と、その差は15万5000円だった。
調査は、都市部(東京、愛知、大阪、福岡)に居住する、20〜59歳の給与で生活する男女328人を対象にインターネットで実施した。期間は、11月2〜3日。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング