「コードをつないだままでは、歩きにくい」――ユーザーからのそんな“ダメ出し”をもとに改良したところ、結果的に値下げにも成功した商品がある。ドン・キホーテで今年10月から発売している“着るこたつ”こと「動けるこたつウェア」だ。どういった背景があるのだろうか。商品担当者に背景を聞いた。
ドン・キホーテでは現在、「ダメ出しの殿堂 ドン・キホーテ-情熱的改善要求-」と題し、ユーザーからオリジナル商品ブランド「情熱価格」へのダメ出しを募集している。集まったダメ出しを元に開発部で議論・改善することで、新商品に生かすというものだ。現在のダメ出し数は3万2088件、ダメ出しから実際に生まれた新商品は36商品にのぼる。
動けるこたつウェアは、胸元から足先までをすっぽりと包み込み、内蔵されたヒーターであたためる暖房器具。本体は縦が約115×横が約65センチで、身長150〜180センチ、ウエスト最大約130センチまで対応する。
着脱はボタン式で、身長に合わせて調節が可能。なで肩でもずり落ちないよう、H型のショルダーストラップを採用した。また、着るだけでなく、広げてひざ掛けのように使うこともできる。
ヒーターは全面/腹部側と胸元側に分けてスイッチを設置し、部位に合わせた温度調節を可能とした。温度は3段階から選べ、全面/腹部側のみを使用する場合は「強(約45度)「中(約40度)」「弱(約35度)」、胸元側のみを使用する場合は「強(約42度)」「中(約38度)」「弱(約35度)」となっている。また、2時間で自動的に電源が切れるため、あたたまりすぎる心配もない。
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