英語力「東高西低」 関東最高、最低は?

» 2023年11月27日 16時59分 公開
[産経新聞]
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 日本人の英語能力について、日本の地方別で比較したところ、関東地方が最高で、中国地方が最低など「東高西低」の傾向があることが、スイスの語学学校運営企業「EFエデュケーション・ファースト」による英語を母国語としない国・地域についての2023年「英語能力指数」ランキングから分かった。世界113カ国・地域では87位で、過去最低だった。

 調査は、同社の試験を前年に受験した世界約220万人のデータを分析。今年の「英語能力指数」は最高が800で平均値は493だった。日本は457で前年に比べ18ポイント下がり、前年の80位から87位に落ちた。

 地方別にみると、関東が483と最高で、以下、関西471、東北464、北海道462、九州・沖縄437、中部432、四国、430、中国428―の順だった。

 一方、世界順位の1位はオランダ、2位はシンガポール、3位はオーストリアで、上位の大半は欧州各国だった。日本はアジアの23カ国・地域でも15位にとどまり、韓国やベトナム、中国などの後塵を拝した。

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