今年3月に開業し、異色の直売スタイルなどで入場者300万人を7カ月で達成した「道の駅まえばし赤城」(前橋市)が2日、敷地内のビニールハウスで栽培した“幻のバナナ”の販売を始めた。かつてバナナが高級だった時代の極上の甘みとモチモチの食感を再現、店頭価格が1本5〜600円、贈答用なら1200円という強気の設定だが、「まえばしバナナ」の名で売り出した初日の110本は27分で売り切れた。
午前10時前。赤城山南麓に位置する道の駅の特設売り場には70人が赤城おろしに吹かれながら、販売を待っていた。《おひとり様1本まで》《特別価格500円(通常550円、ともに税込み)》の札が並ぶ。
6番目に並んだ前橋市内在住の会社員、今井彩華さん(32)は「何度も来ているので売り出すのは知っていた。値段は安くはないけれど味が格段にいいというので、とにかく食べて友人に勧めたい。前橋の銘品になれば」と話した。
それにしても、なぜ南国生まれのバナナなのか。
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