石油元売り大手ENEOSホールディングスは19日、女性に対する不適切行為を理由とする斉藤猛社長の解任を発表した。同社の監査等委員、西岡清一郎社外取締役がこの日、東京都内で記者会見を開き、「2年連続で経営トップによる不適切行為がなされたことは痛恨の極みだ」と述べ、陳謝した。
同社によると、斉藤氏は懇親の場で酔った状態で同席した女性に抱きつくなどの不適切な行為をしたとの通報が11月末にあった。監査等委員会が主導して調査した結果、事実と判明したという。
西岡氏は「まさかこのようなことが2度も続けて起こるとは思わなかった」とも語った。
当面は副社長3人が主導して業務執行に当たり、来年2月末をめどに新体制を決めるという。
同社では昨年8月、杉森務会長が突如辞任を表明。後日、女性に対するセクハラ行為があったことが判明した。2年続けて経営トップが同様の問題を起こしたことになる。
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