家計診断・相談サービスを運営するフォーハンドレッド・エフ(東京都中央区)は、お金に関する調査を実施した。その結果、将来に向けてお金に不安を感じている人が78.8%いた一方で、資産形成している人は32.4%にとどまることが分かった。
2022年と23年、それぞれの収入と支出について聞いた。収入が「増えた」は10.6%、「変わらない」は70.8%、「減った」は18.6%だった。
一方、支出は「増えた」が34.6%、「変わらない」が58.2%、「減った」が7.2%となり、昨年と比較すると、収入よりも支出が増えている傾向が見てとれた。
収入が増えた理由については「昇進、昇給」(69.8%)が最も多く、次いで「投資」(18.9%)、「転職」(17.0%)、「副業」(7.5%)と続いた。
投資をしている人を対象に、22年と23年で投資額の変化を聞いた。その結果、「増やした」が31.4%、「変わらない」が64.4%、「減った」が4.2%となった。
年代別に見ると、20〜30代では「増やした」の割合が高かった。
将来に向けたお金に関する不安については「不安を感じる」が78.8%を占めた。年代別では、40代が89.0%と最も高かった。
将来を見すえた資産形成を「している」は32.4%、「したいと思っているが、できていない」は25.0%、「しておらず、今後もする予定ない」は42.6%となった。
未既婚・子どもの有無別に比較すると、資産形成している割合は「既婚・子なし」で48.0%、「既婚・子あり」で42.3%、「未婚・子あり」で37.8%、「未婚・子なし」で21.0%と、既婚者の方がより投資をしている人が多かった。
調査は、20〜60代の男女500人を対象にインターネットで実施した。期間は、11月17〜20日。
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