平均年収の高い「プログラミング言語」 3位「Scala」、2位「TypeScript」、1位は?

» 2023年12月28日 08時00分 公開
[季原ゆうITmedia]

 転職時、求人票上で平均年収が高かったプログラミング言語は何か。ITエンジニア向け転職プラットフォームを運営するpaiza(東京都港区)の調査によると、「Go言語」の平均年収が710.5万円と最も高いことが分かった。

photo プログラミング言語に関する調査(2023年版)を実施した(画像はイメージ)

 2位以下は「TypeScript」が690.4万円、「Scala」が667.9万円、「Kotlin」が664.9万円、「Ruby」が663.5万円と続いた。2022年の平均年収と比較し、大幅な上昇がみられたのが「Go言語」(51.5万円増)、「Sass」(54.8万円増)、「Perl」(91.5万円増)だった。

photo 転職における言語別の平均年収ランキング(出所:プレスリリース、以下同)

 一方、「Scala」「C++」は22年と比較して、それぞれ平均年収が15.0万円、10.3万円減少。「C++」においては、20年から比較すると54.8万円も減少した。同社によると「C++の場合、基礎知識を持つ社会人の数が比較的少なく採用が難しいものの、学習経験者は多いため、経験が浅い若手人材の採用が進んだ結果ではないか」と分析している。

 転職で企業からニーズが高い言語ランキングでは1位が「JavaScript」。2位以降は「Java」「PHP」「Python」「TypeScript」と続いた。22年との順位比較でニーズが高まっていると推測されるのが「Python」(5位→4位)、「TypeScript」(8位→5位)だった。

photo 転職で企業からニーズが高い言語ランキング

 平均年収は21〜23年のうち、2年以上「paiza転職」に掲載した企業の求人票に記載された年収を言語別に集計し、記載年収の中央の値に基づき平均を算出した(延べ求人票数は1万3995件)。企業からニーズが高い言語ランキングは、22〜23年に掲載された求人票に占める各言語の割合を集計し、言語別求人数比率によりランキング化した。

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