トヨタ自動車が12月27日に発表した11月の世界販売・世界生産(いずれもトヨタ車とレクサス車のみ)は11月として過去最高だった。世界生産は単月ベースでも過去最高となった。北米や欧州などの堅調な需要が寄与した。当該月としての過去最高は、世界販売が6月から6カ月連続、世界生産が3月から9カ月連続となっている。
世界販売は前年同月比13.6%増の90万5066台で10カ月連続の前年超え。北米販売は18.1%増、欧州は15.1%増だった。両地域とも「カローラ」や「RAV4」のハイブリッド車(HV)などが堅調だった。
世界生産は11.2%増の92万6573台と11カ月連続で前年を上回った。海外生産は7.9%増の61万1656台と2カ月連続で前年同月を上回り、11月として過去最高となった。
電気自動車(EV)の急拡大などで競争が激化している世界最大の自動車市場、中国の販売は17.2%増の16万4524台と3カ月連続で前年同月を上回った。6月から8月まで前年割れが続いていたが、9月は2.2%増、10月は1.5%増と推移し、11月は大幅に伸びた。
トヨタによると、地方のモーターショーや店頭イベントによる販促活動が奏功したほか、前年同期に新型コロナウイルス感染再拡大に伴う営業制限などの影響があった反動もあった。生産も13.6%増の17万2185台で、4月以来の前年同月超えとなった。
HVやWVなどを含む電動車販売は、世界全体で53.4%増の34万3981台だった。国内は50.2%増、海外は54.4%増だった。海外のうち、中国は80.0%増、北米76.7%増だった。
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