豊田社長の“あの時の話”を詳しく明かそう 2023年に読まれた記事池田直渡「週刊モータージャーナル」(1/4 ページ)

» 2023年12月25日 07時00分 公開
[池田直渡ITmedia]

 さて年の瀬も押し迫った12月最終週。読者の皆様はだいぶ忙しい日々をお過ごしのことと思う。

 筆者もご多聞に漏れず、今月後半は果てしなく終わりのない取材と原稿に明け暮れている。しかもこのタイミングでダイハツの不正についての第三者委員会の発表まであった。いままさに旅先のホテルからリモートで会見を見たばかり、これはこれでまたいずれ記事を書かねばならない。不正の話なんて本当は書きたくもない。大概にしてほしいものだ。それはさておき、この記事が掲載される頃、年内最後の海外取材から、自宅に着いたかどうかくらいの時間である。

 行き先はタイで、昨年に引き続きタイのブリラムで行われる「idemitsu SUPER ENDURANCE SOUTHEAST ASIA TROPHY 2023 第3戦 タイラウンド」の取材。要するに10時間耐久レースだ。

 という、らしくない導入は、今年読まれた記事のランキングへとつながる。今年最も読まれた記事は、昨年のタイ取材で仕入れて来たネタだったーー。と書いていくとランキングがいつまでも発表できないので、まずはざっとランキングに目を通してほしい。タイトルをクリックすると、当該記事に飛ぶようにしてある。

 1位の記事の背景は、タイのチャーンサーキットで行われた25時間耐久レースに際して、豊田章男社長(当時)への取材をまとめたものである。余談だが、当時レクサスとGRのプレジデントを務めていた佐藤恒治氏に豊田社長が直々に社長就任の打診を行ったのもこの取材の時、タイのチャーンサーキットでレースを眺めながらだったと後に聞いた。

タイでデビュー戦を飾る新型プリウスのレース車両。リヤゲートにはカーボンニュートラルの文字がある。練習走行の待機中だ
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