「有名チェーン店」が店を出す駅、出さない駅を可視化してみたデータに隠された真実(3/4 ページ)

» 2024年01月01日 09時30分 公開

長距離路線に都市の“山”と“谷”を見る

 最後に、首都圏を南北に貫く JR 京浜東北・根岸線と、近畿圏を東西に貫く JR 琵琶湖線・京都線・神戸線を見てみましょう(図9 〜10)。

 両線とも「○」印が密な区間と、まばらな区間があることが読み取れます。都市圏の中心部(上野〜品川、新大阪と大阪)に「○」が並んでいるのは予想通り、横浜市内(横浜〜石川町)、神戸市内(三ノ宮〜神戸)などにも密な区間が見られます。平日朝夕の混雑時間帯にこれらの路線を利用すると、横浜、神戸の中心部に向かって(東京、大阪方面とは逆方向の列車が)だんだん混んでくる……という現象を見ることができ、政令指定都市の底力のようなものを感じます。

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